// Spacecraft Encyclopedia
人類が宇宙へ放った、
すべての機械たちの記録。
打上げから軌道、搭載機器、内部設計、論文、そして開発秘話まで。 人工衛星・宇宙探査機を一機ずつ、限界まで深く記録していくアーカイブです。
はやぶさ2
C型小惑星リュウグウからのサンプルリターンに成功。世界初の人工クレーター生成と2回のタッチダウンを達成し、現在も拡張ミッションを続行中。
ひまわり9号
東経140.7度の静止軌道から東アジア・西太平洋を10分ごとに観測する現役気象衛星。天気予報、防災情報、航空・船舶の安全を支える。
∞ UNLIMITEDスターリンク
1万機超を打ち上げた史上最大の衛星群。設計思想から通信・電力・制御・構造まで、通常より深く踏み込んだ解剖ページ。
はやぶさ
世界初の小惑星サンプルリターン。満身創痍での帰還は社会現象となった。
ボイジャー1号
人類がつくった最も遠い人工物。恒星間空間を今も飛行し続けている。
ハッブル宇宙望遠鏡
宇宙観の書き換えを30年以上続ける、史上最も有名な宇宙望遠鏡。
ひまわり8号
16バンドAHIで東アジア・西太平洋を高頻度観測した新世代ひまわりの先行機。現在は9号を支えるバックアップ機として待機中。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
赤外線で最初期の宇宙を見る。ラグランジュ点L2に浮かぶ金色の鏡。
あかつき
金星周回に一度失敗し、5年後に奇跡の再投入を果たした金星気象衛星。
国際宇宙ステーション
史上最大の人工衛星にして、四半世紀にわたり人類が住み続ける軌道上の家。
おおすみ
L-4S-5で軌道へ入った日本初の人工衛星。短い通信時間で成功を告げ、33年以上にわたり地球を回り続けた。
さきがけ
日本初の惑星間探査機。ハレー彗星探査を前に、深宇宙航行の扉を押し開けた。
すいせい
ハレー彗星の紫外観測に挑んだ日本の彗星探査機。国際協力の「ハレー艦隊」に加わった。
ひてん
月スイングバイと軌道制御を実証した工学実験機。日本の月探査技術の足場になった。
のぞみ
日本初の火星探査機。火星周回には届かなかったが、深宇宙運用の痛みと知見を残した。
あけぼの
オーロラと磁気圏を長期観測した科学衛星。日本の宇宙プラズマ研究を支え続けた。
かぐや
月を全球観測し、ハイビジョン地球出も届けた大型月周回衛星。日本の月科学の代表格。
IKAROS
太陽光圧で進むソーラーセイル実証機。薄膜の帆を宇宙で広げる鮮烈な実験だった。
スプートニク1号
世界初の人工衛星。58 cmの金属球が発した小さなビーコン音は、宇宙時代と宇宙競争の始まりを告げた。
エクスプローラー1号
米国初の人工衛星。宇宙線検出器の異常な低カウントから、地球を包むヴァン・アレン帯の発見へつながった。
ヴァンガード1号
初の太陽電池駆動衛星。小さなビーコンと軌道追跡で地球の形と上層大気を測り、今も軌道上に残る。
ルナ3号
人類が初めて月の裏側を見た探査機。宇宙でフィルムを現像し、粗い電送写真が見えない半球を地図に変えた。
マリナー4号
火星の近接写真を初めて送った探査機。幻想の火星から、実測の火星へ世界を移した。
サーベイヤー1号
米国初の月面軟着陸を成功させた探査機。アポロ着陸の地ならしをした。
パイオニア10号
木星を初めて近接探査した宇宙機。外惑星探査と太陽系脱出の先駆けになった。
バイキング1号
火星周回機と着陸機の複合ミッション。火星表面を長期にわたって実験室へ変えた。
マゼラン
雲に隠れた金星をレーダーで地図化した探査機。灼熱の惑星に地形の顔を与えた。
ガリレオ探査機
木星周回と大気プローブ投入を行った探査機。衛星エウロパやイオの理解を変えた。
カッシーニ・ホイヘンス
土星、環、衛星群を13年以上調べた巨大ミッション。タイタン着陸も成し遂げた。
マーズ・グローバル・サーベイヤー
火星を長期にわたり地図化した周回機。後続探査の地形データの土台になった。
メッセンジャー
水星を初めて周回観測した探査機。太陽に近い小さな惑星の全球像を描き出した。
ドーン
ベスタとケレスを周回した探査機。イオンエンジンで二つの天体を訪れた稀有なミッション。
ロゼッタ
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を伴走観測した探査機。フィラエ着陸機も送り込んだ。
ケプラー
トランジット法で系外惑星を大量発見した宇宙望遠鏡。銀河に惑星が満ちていることを示した。
XRISM
高温プラズマの速度と化学組成を精密に測るX線天文衛星。銀河団やブラックホール周辺の物質循環を読む。
だいち4号
Lバンド合成開口レーダPALSAR-3で、災害、森林、地盤変動、海上監視を昼夜・天候を問わず観測する。
EarthCARE
雲、エアロゾル、放射収支を4つの観測機器で立体的に測る欧日ミッション。気候モデルの弱点に踏み込む。
Euclid
広視野で銀河の形と距離を測り、暗黒物質と暗黒エネルギーを探る宇宙望遠鏡。宇宙の3D地図を描く。
TESS
明るい近傍星を広く見渡し、トランジットで系外惑星を探す宇宙望遠鏡。次世代観測の標的リストを増やした。
Landsat 9
半世紀以上続くLandsat記録を引き継ぐ地球観測衛星。土地利用、森林、水、都市化の変化を同じ物差しで追う。
Gaia
10億個級の星の位置、距離、運動を測った位置天文衛星。天の川銀河を精密な立体地図として描き直した。
SWOT
海面だけでなく河川や湖の水位まで広域に測る水循環衛星。地球上の水の高さを新しい解像度で追う。
GOES-18
GOES-Westとして太平洋と米大陸西側を監視する静止気象衛星。雲、火災、雷、宇宙天気を高頻度で見る。
Sentinel-2C
欧州Copernicusの高分解能マルチスペクトル衛星。農業、災害、森林、沿岸水域を継続的に見張る。
しんせい
電離層プラズマ、宇宙線、短波帯の太陽電波を同じ衛星で測る日本の軌道上科学観測を実務として定着させた。
でんぱ
太陽系を満たすプラズマの波動、密度、電子、電磁場を高度方向に測る短期間ながら電離層から磁気圏へ至る同時測定を実現した。
きく1号
N-Iロケットの軌道投入、追跡管制、衛星基本機能を一体で検証するN-IとNASDA追跡管制網の総合性能を実証した。
ひまわり1号
アジア・太平洋の雲を静止軌道から反復撮像し、気象業務へ配信するアジア太平洋の静止気象観測を日常業務にした。
ようこう
太陽フレアと高温コロナを軟X線・硬X線で同時に撮像・分光する太陽活動周期をX線動画として記録した。
あすか
広いエネルギー帯でX線源を撮像し、CCDを含む高分解能分光を行う宇宙X線CCD分光を標準的な研究手法にした。
はるか
軌道上8 mアンテナと地上電波望遠鏡を結び、地球直径を超えるVLBI基線を作る軌道上アンテナを加えた宇宙VLBIを実用観測へ進めた。
だいち
全球の地図作成、災害監視、資源・環境観測を光学とLバンドSARで両立する全球地図と災害監視を光学・SARの統合運用へ進めた。
あかり
近赤外から遠赤外まで高感度の全天サーベイと指向観測を行うIRAS後の赤外線全天カタログを高精細に更新した。
すざく
低バックグラウンドで軟X線から硬X線まで広帯域分光する主検出器喪失後も低背景広帯域X線観測を長期継続した。
HTV技術実証機
非与圧・与圧物資をISSへ運び、安全に接近してロボットアームで把持される日本のISS補給と安全なランデブー方式を実証した。
きずな
Ka帯の広帯域衛星通信をアジア太平洋で実証し、小型地上局でも高速回線を作るKa帯高速通信を災害・遠隔地の実利用へ接続した。
たいよう
太陽軟X線・真空紫外線と地球コロナ、電離層プラズマを同時観測する静穏太陽期の上層大気・プラズマ基準を記録した。
きょっこう
オーロラの紫外画像と粒子・プラズマ・波動を同時に観測する紫外オーロラ撮像と粒子・波動の同時観測を開いた。
じきけん
プラズマ圏から深部磁気圏まで波動・粒子相互作用を測る高楕円軌道で磁気圏の波動粒子相互作用を描いた。
ひのとり
太陽フレアを硬X線二次元像、軟X線分光、ガンマ線・粒子で観測する極大期フレアを硬X線像と分光で体系化した。
てんま
ガス蛍光比例計数管でX線星を高分解能分光し、ガンマ線バーストも監視する鉄線分光で中性子星・降着系の物質状態を診断した。
おおぞら
中層大気の微量成分と極域・南大西洋異常帯の粒子環境を一機で観測する初期損傷を節電運用で越え、中層大気と粒子環境を長期観測した。
ぎんが
大面積比例計数管でブラックホール、活動銀河核、超新星などのX線時間変動と分光を捉える大面積X線時間分光でSN 1987Aと活動銀河を観測した。
もも1号
海色、海面温度、水蒸気、海氷を可視・赤外・マイクロ波で広域観測する海洋を可視・赤外・マイクロ波で統合観測した。
ふよう1号
Lバンド合成開口レーダーと光学センサーで陸域資源・森林・災害を観測する日本のLバンドSAR地球観測系列を確立した。
きく6号
2トン級静止三軸バスと高度通信技術、H-IIの静止衛星打上げ能力を実証する静止化失敗後も大型バス・通信技術を楕円軌道で検証した。
きく7号
無人衛星同士の自動ランデブー・ドッキングと遠隔宇宙ロボット作業を実証する自動ドッキングと宇宙ロボット作業を軌道上で実証した。
かけはし
衛星間通信、Ka帯高度放送、移動体通信を静止軌道で実証する静止軌道投入失敗後も楕円軌道で通信実験を回収した。
つばさ
民生部品、新型機器、材料の宇宙環境劣化を実軌道で評価し衛星開発期間を短縮する民生部品と材料の宇宙実証を衛星開発へ還元した。
きらり
低軌道衛星と静止衛星・地上局の間でレーザー通信の捕捉・追尾・指向を実証する衛星間・衛星地上間レーザー通信を国際実証した。
れいめい
次世代小型衛星技術を軌道実証し、多波長オーロラ画像と粒子を同時観測する小型高機能バスでオーロラ画像と粒子を同時観測した。
ひので
可視光磁場、極端紫外分光、X線像を同時取得しコロナ加熱と太陽活動を解明する光球磁場からコロナまでを三望遠鏡で連続観測している。
いぶき
全球の二酸化炭素とメタンのカラム濃度を高分解能分光し、吸収・排出量推定を改善するCO2・CH4の全球長期系列を作り炭素収支推定を改善した。
しずく
降水、水蒸気、海面水温、海上風、土壌水分、積雪、海氷を全球で長期観測する受動マイクロ波で全球水循環の長期系列を継続している。
ひさき
木星イオ・プラズマトーラスと金星・火星の外気圏流出を極端紫外分光する地球周回から惑星大気・磁気圏を長期EUV分光した。
ひとみ
マイクロカロリメータと軟・硬X線撮像で宇宙高温ガスの運動と組成を精密分光する喪失前の短い観測で高分解能X線速度分光を実証した。
あらせ
放射線帯高エネルギー電子の生成・消失と宇宙嵐の発達を粒子・波動同時観測で解く放射線帯で波が電子を加速する瞬間を直接観測している。
つばめ
大気抵抗と原子状酸素が強い200 km級以下で軌道保持・材料・高解像度撮像を実証する超低軌道の保持、撮像、材料劣化を実軌道で検証した。
ボストーク1号
人類初の有人軌道飛行を、自動制御と球形カプセルで実現した108分。
ルナ・オービター1号
機内現像と電送で、有人月着陸候補地を初めて高解像度測量した。
アポロ11号
月軌道ランデブーと統合管制で、人類初の月面着陸と安全な帰還を実現。
パイオニア11号
木星重力アシストで土星へ到達し、ボイジャーに先立って環境を測った。
バイキング2号
周回機と着陸機で高緯度火星を調べ、生命検出の判定基準を問い直した。
ユリシーズ
木星重力で黄道面を離れ、太陽極域を三次元に測ったESA・NASA共同機。
NEARシューメーカー
ランデブー失敗を一年延期で克服し、エロス周回と予定外の着地を実現。
スターダスト
エアロゲルで彗星塵を捕らえ、地上研究室へ持ち帰った初の彗星試料帰還。
ディープ・インパクト
銅製衝突体で彗星内部を露出させ、母船と世界の望遠鏡で同時観測。
マリナー2号
惑星フライバイと遠距離通信を初成功させ、金星が灼熱の地表を持つと示した。
マリナー9号
全球砂嵐を周回軌道で待ち、火星の巨大火山・峡谷・河道を初めて全球像へ。
ルナ2号
直接衝突と信号消失で、人類の人工物が初めて月へ到達したことを証明。
ルナ9号
エアバッグと自己正立機構で初の月軟着陸を成し遂げ、地表の支持力を画像で証明。
ルノホート1号
通信遅延下の遠隔操縦と夜間保温で、世界初の他天体ローバー運用を実現。
アポロ8号
計画変更を短期間で実行し、人類初の月周回と月裏飛行を安全に完了。
アポロ13号
酸素タンク爆発後、月着陸船と地上管制を臨時の帰還システムへ再構成。
ベネラ7号
耐圧・断熱を徹底し、別惑星の表面から初めて温度・圧力信号を送信。
ベネラ9号
周回中継と耐熱着陸機で、別惑星表面の最初の画像を地球へ届けた。
ボイジャー2号
重力アシストで四巨大惑星を巡り、現在は星間空間を測る唯一無二の長期機。
ジオット
塵の高速衝突を耐え、ハレー彗星の核を初めて直接撮像したESA先駆機。
マーズ・パスファインダー
エアバッグ着陸と小型ローバーを低コストで実証し、火星移動探査を再開。
2001マーズ・オデッセイ
浅地下水氷を全球発見し、25年級の科学・通信インフラとなった火星周回機。
マーズ・エクスプレス
立体地形・鉱物・地下・大気を20年以上測り、火星通信網も支えるESA長寿機。
スピリット
90日設計を6年へ伸ばし、車輪故障の跡から古い熱水環境のシリカを発見。
オポチュニティ
着陸直後に水成鉱物を見つけ、14年の走行で火星の環境史を地層として追跡。
キュリオシティ
機上化学ラボで古代湖の居住可能性を確認し、2026年も地層を登る原子力ローバー。
パーサヴィアランス
古代湖のコア試料を清浄封管し、位置と地質文脈を未来の地球分析へ渡す。
ニュー・ホライズンズ
冥王星とアロコスを初探査し、2026年も95億km先で外太陽圏を測る。
ジュノー
極軌道と放射線庫で木星内部を透視し、2026年も衛星・磁気圏を観測。
OSIRIS-REx / OSIRIS-APEX
岩だらけのベンヌへ航法を改修して接触採取し、母船はアポフィスへ継続飛行。
ルーシー
翼展開異常を運用で克服し、主帯試験遭遇を経てトロヤ群へ向かう多重探査機。
サイキ
延期と組織改善を経て出発し、2026年火星重力アシストから金属小惑星へ。
パーカー・ソーラー・プローブ
TPSの影と自律姿勢でコロナを反復通過し、2026年も太陽風源を直接測定。
テルスター1号
地上局の巨大アンテナ同士を、直径約88 cmの球形衛星が数十分ずつ結んだ。テルスター1号は、録画を運ぶ時代から生中継の時代へ通信の時間感覚を変えた。
シンコム3号
シンコム3号は赤道上空で地球と同じ角速度を保ち、特定地域から見てほぼ動かない通信拠点を実現した。1964年東京大会の映像中継は静止衛星の実用性を世界へ示した。
COBE
COBEは宇宙マイクロ波背景放射のスペクトルをほぼ完全な黒体として測り、その空に十万分の一程度の温度むらを初めて捉えた。宇宙論を定性的な物語から精密科学へ押し出した。
WMAP
WMAPは太陽・地球の反対側にあるL2周辺から、五つの周波数で宇宙マイクロ波背景を差動測定した。宇宙年齢、物質組成、再電離の歴史を同じ全天図から絞り込んだ。
プランク
Planckは30~857 GHzの九帯域で空を測り、宇宙マイクロ波背景放射と銀河前景を同じデータから分離した。宇宙の年齢・組成・初期ゆらぎを宇宙論的限界に近い精度へ押し上げた。
マーキュリー・アトラス6号
John Glennを乗せたFriendship 7は、米国人として初めて地球を周回した。約4時間55分の飛行は自動制御の不調と誤った熱防護警報を抱えながら、人間と地上管制が宇宙船を共同で運用できることを示した。
ジェミニ4号
James McDivittとEdward Whiteは4日間・62周を飛び、Whiteは米国人初の船外活動を行った。一方、ロケット段との接近失敗と再突入計算機故障は、軌道上で『前へ行く』直感が通用しないことを教えた。
スカイラブ
SkylabはSaturn Vの第3段を地上で研究所へ作り替えた米国初の宇宙ステーションだった。打上げ時に隕石・熱シールドと太陽電池を失いながら、最初の乗員が日除けと船外修理で施設を救った。
サリュート1号
Salyut 1は世界で初めて軌道へ届いた宇宙ステーションだった。Soyuz 10はドッキングに失敗し、Soyuz 11の3人は23日間滞在を成し遂げたが、帰還時の船内減圧で全員が死亡した。
ミール
Mirは中心モジュールへ研究棟を次々と接続した最初の本格的モジュール式宇宙ステーションだった。火災、衝突、電力不足を乗り越え、長期滞在と国際共同運用をISSへ橋渡しした。
STS-1 コロンビア
John YoungとRobert Crippenが乗ったColumbiaは、無人軌道試験を挟まず有人で初飛行した。巨大な再使用有翼機、固体ロケット、外部タンクを一体運用し、軌道から滑空着陸までを54時間で実証した。
TIROS-1
TIROS-1は二台のテレビカメラで雲の広がりを撮り、地上局の外では磁気テープへ保存した。わずか78日の実験で、気象衛星が予報の実用品になり得ることを証明した。
ATS-1
ATS-1は静止高度からスピン走査カメラで約30分ごとに昼側地球の全円盤を撮り、通信実験と気象観測を同じ衛星で進めた。雲が動く様子を連続して見る時代を開いた。
Seasat
Seasatは合成開口レーダー、散乱計、高度計、マイクロ波放射計、可視赤外放射計を一機に載せ、海面高度・風・波・温度・海氷を同時に測った。電源短絡で105日後に終わったが、後継海洋衛星の装置構成を決めた。
Nimbus 7
Nimbus 7はオゾン、海色、成層圏温度、放射収支、海氷を同じ太陽同期軌道から測った。TOMSの全球オゾン図とCZCSの海洋色は、地球環境変化を面で捉える標準を作った。
TOPEX/Poseidon
TOPEX/Poseidonは海面高度を数センチメートル精度で全球反復測定し、潮汐、海流、El Niño、平均海面上昇を同じ座標系へ置いた。1992年から続く衛星海面高度気候記録の起点である。
Jason-1
Jason-1はTOPEX/Poseidonの高精度海面高度記録を、約5分の1の質量で引き継いだ。後継機と重複して較正し続ける設計により、単一衛星の寿命を超える気候データ系列を定着させた。
Aqua
Aquaは水蒸気、雲、降水、海氷、雪、地表・海面温度、放射収支を同じ午後軌道から測るEarth Observing System旗艦である。設計6年を超え、2026年も四装置で観測を続ける。
Aura
Auraはオゾン層、対流圏汚染、気候に関わる微量気体を、マイクロ波・紫外可視・赤外の四装置で立体的に測る。2026年も運用中で、20年以上の大気化学記録をつないでいる。
Terra
TerraはNASA Earth Observing System最初の旗艦として、地表、植生、雲、エアロゾル、一酸化炭素、放射収支を五装置で同時観測した。2026年も縮退しながら科学データを取得している。
GRACE
GRACEは約220 km間隔で追走する双子衛星の距離をマイクロメートル級で測り、地球重力の時間変化を毎月の地図へ変えた。氷床減少、地下水枯渇、海洋質量を『重さ』として捉えた。
GRACE-FO
GRACE-FOは先代と同じマイクロ波測距で地球の質量移動を毎月追いながら、二機間レーザー干渉計を宇宙で初実証した。地下水、氷床、海洋質量の記録を2026年も継続する。
SMAP
SMAPは回転する直径6 mのメッシュ反射鏡でL帯マイクロ波を広い1,000 km swathへ掃き、土壌水分と凍結・融解状態を測る。レーダーを打上げ半年で失っても、放射計で2026年まで記録を続ける。
ICESat-2
ICESat-2のATLASは毎秒1万回の緑色レーザーを地球へ送り、戻る単一光子の時間から氷床、海氷、森林、湖、都市の高さを測る。2026年もActiveで、変わる地球の三次元記録を更新する。
Sentinel-1A
Sentinel-1AはC帯SARで昼夜・雲を問わず陸、海、氷、災害を撮像し、Copernicusの自由・完全・オープンなデータ政策を定着させた。2026年6月29日、12年の運用を公式に終えた。
CryoSat-2
CryoSat-2はSIRALレーダー高度計で海氷freeboardと氷床縁の高さを測る。通常の太陽同期を外して南北88°まで届く軌道を選び、2026年も氷に加えて海洋・磁気へ観測価値を広げている。
Aeolus
AeolusはALADIN紫外線Doppler lidarで雲のない大気とエアロゾル・雲の双方から風の鉛直分布を測った。予報精度を実運用で改善し、2023年には世界初の支援付き再突入で使命を閉じた。
Envisat
EnvisatはASAR、MERIS、AATSR、大気分光器など十装置で海・陸・氷・大気を同時観測した。設計5年の倍を飛んだ後、2012年4月に突然通信を失い、巨大衛星の廃棄問題も残した。
チャンドラX線観測衛星
Chandraはかすめ入射鏡を原子数個級に滑らかに磨き、X線源を0.5秒角級で結像する。超新星残骸、銀河団ガス、ブラックホール、系外惑星環境を四半世紀以上観測し、2026年もActiveである。
スピッツァー宇宙望遠鏡
Spitzerは地球追尾太陽周回軌道とwarm-launch設計で赤外背景を抑え、冷媒枯渇後も二帯域を十年以上使い続けた。星形成、系外惑星、大遠方銀河、土星の巨大環を16年観測した。
INTEGRAL
INTEGRALは、符号化マスクを備えた二つのガンマ線装置とX線・可視光モニターを同じ視野に揃え、変わりやすい高エネルギー天体を一度の観測で結び付けた。二年想定の観測所は二十二年以上データを取り、2025年2月28日に科学運用を終えた後も制御された自然再突入へ向けて監視されている。
フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡
Fermiは、広い視野のLATと全周の突発監視を担うGBMを組み合わせ、静かな全天地図と一秒未満の爆発を同じ宇宙機で追う。通常は軌道ごとに南北へ首を振り、約三時間で全天を覆うため、ガンマ線宇宙の変化を切れ目の少ない時系列にした。
SOHO
SOHOは地球から太陽方向へ約150万km離れたL1近傍で、太陽の振動、表面磁場、コロナ、太陽風を十二装置で連続観測する。1998年の通信喪失から回復し、翌年にはジャイロなしの姿勢制御へ移行、2025年12月に打上げ三十年を迎えても現役である。
OSO 1
回転する車輪部と太陽を向き続ける帆部を分離し、宇宙からの太陽観測を継続運用へ変えた最初期の観測所。
OAO 2
長期間にわたり天体へ精密に向き続け、紫外線天文学を観測ロケットの断片的測定から軌道上観測所へ進めた。
ウフル
衛星の回転を走査運動として使い、宇宙X線源を位置と強度で整理した最初の本格的全天カタログ衛星。
アリエル5号
全天監視と指向観測を一機で組み合わせ、X線バーストや連星の状態遷移を時間軸で捉えた英国主導の衛星。
国際紫外線天文衛星
地上の天文学者が実時間で操作し、18年以上にわたり紫外線スペクトルを蓄積した国際共同宇宙望遠鏡。
アインシュタイン観測衛星
集光X線望遠鏡で宇宙を初めて高感度に撮像し、X線天体を点の計数から形を持つ構造へ変えた。
赤外線天文衛星IRAS
液体ヘリウムで望遠鏡を冷却し、赤外線で初の全天サーベイを完成させた10か月の観測所。
ソーラー・マキシマム・ミッション
姿勢故障後にスペースシャトルが捕獲・修理し、軌道上サービスで科学寿命を取り戻した太陽観測衛星。
EXOSAT
地球遮蔽の少ない高楕円軌道を使い、連星や活動銀河核を一度に数十時間追跡した欧州初のX線観測所。
ROSAT
高感度の斜入射鏡で初の軟X線全天サーベイを実施し、その後は指向観測へ移った独米英共同衛星。
コンプトン・ガンマ線観測衛星
四つの大型装置で六桁に及ぶエネルギー範囲を覆い、ガンマ線天空を統計と画像の対象へ変えた巨大観測所。
赤外線宇宙天文台ISO
四つの焦点面装置を液体ヘリウムで冷やし、赤外線分光と撮像を一つの公募観測所として運用した。
BeppoSAX
広視野カメラでバーストを見つけ、狭視野装置へ迅速に向け直して残光を発見した広帯域観測衛星。
TRACE
高解像度EUV像を高頻度で撮り、磁気ループが動き、波打ち、加熱される過程を動画として捉えた小型望遠鏡。
XMM-Newton
58枚殻を重ねた三基のX線望遠鏡で大集光面積を実現し、撮像と高分散分光を同時に続ける欧州の現役観測所。
ニール・ゲーレルスSwift観測衛星
広視野で突発を見つけ、約1分で機体を旋回し、X線・紫外線望遠鏡へ引き渡す自律追跡観測所。
GALEX
広い視野を紫外線で反復走査し、数億年以内に生まれた星を手掛かりに銀河進化を地図化した小型衛星。
STEREO-A
地球軌道を先行する視点から太陽を横から観測し、CMEを三次元で追う双子探査機の現役機。
WISE / NEOWISE
冷却四波長全天観測から二波長小惑星監視へ転じ、15年近く同じ空を反復走査した赤外線サーベイ衛星。
ハーシェル宇宙望遠鏡
宇宙望遠鏡として最大級の3.5 m鏡をL2へ運び、液体ヘリウム冷却で低温宇宙を分光・撮像した。
太陽観測衛星SDO
太陽全面を多波長で12秒ごとに撮り、磁場と内部振動も切れ目なく測る高データ率の太陽観測所。
IRIS
高解像度紫外線分光とスリットジョー画像を同期し、太陽大気の細い噴流と加熱を速度場として読む小型衛星。
IBEX
直接行けない太陽圏境界を、中性原子が運ぶ方向情報から全天地図として可視化した回転走査衛星。
NuSTAR
10 m展開マストで初めて硬X線を高感度集光し、ブラックホールと超新星残骸を鮮明に描く小型望遠鏡。
AstroSat
五つの観測系で紫外線から硬X線までを同時に測り、インド初の本格的多波長宇宙天文台となった。
スペクトルRG
L2から二つのX線望遠鏡で全天を反復走査し、銀河団と活動銀河核を桁違いの数で地図化する観測所。
IXPE
三基の同型望遠鏡でX線の偏光方向を像ごとに測り、磁場と散乱幾何を新しい観測軸として加えた。
ソーラー・オービター
金星重力アシストで太陽へ接近しつつ軌道傾斜を上げ、表面画像とその場粒子を同時に測る太陽探査機。
CHEOPS
既知の惑星系を一つずつ高精度測光し、質量と半径から内部構造を絞る小型の追跡専用望遠鏡。
CoRoT
同じ恒星視野を数か月見続け、星の振動と系外惑星トランジットを高精度光度曲線から同時に探した。
SCORE
Atlas上段を巨大な通信衛星として使い、録音音声を宇宙から再送した世界初の通信実験。
エコー1A
直径30.5 mの金属化風船を軌道で膨張させ、地上局同士の電波を反射した巨大な受動通信衛星。
Courier 1B
太陽電池で多数の蓄電池を充電し、メッセージを受信・記録・再送した最初期の能動中継衛星。
Transit 4A
Doppler航法信号とSNAP-3原子力電池を組み合わせ、全天候の衛星航法を実用段階へ進めた。
アルエット1号
60 m級アンテナを展開し、上から電離層へ電波を掃引して世界的な電子密度地図を作ったカナダ初の衛星。
Relay 1
楕円軌道から広帯域中継器を使い、米欧間テレビ伝送と日本向け衛星中継の初期実験を担った。
シンコム2号
傾斜した24時間軌道で地上から8の字に見える同期通信を実現し、静止衛星直前の運用を確立した。
インテルサットI(アーリーバード)
商用静止通信を定常サービスへ移し、240回線またはテレビ1回線を大西洋越しに提供した小型円筒衛星。
モルニヤ1-01
北半球上空に遠地点を置く12時間楕円軌道で、静止衛星から見えにくい高緯度地域を長時間カバーした。
ATS-3
世界初級のカラー地球全球像を静止軌道から送り、衛星通信・気象観測・救難通信を同時実証した。
ニンバス1号
太陽同期極軌道と三軸地球指向で、昼夜の雲画像を全球的に取得する気象研究衛星の基本形を示した。
ランドサット1号
四波長MSSで同じ陸地を反復観測し、衛星画像を地質・農業・水資源管理の実用品へ変えた。
アニクA1
世界初の国内商用静止通信衛星として、広大なカナダの北部までテレビと電話を常設提供した。
GOES-1
静止軌道から可視・赤外画像と気象データ中継を常時提供し、GOES実用系列を開始した。
メテオサット1号
欧州初の静止気象衛星として、可視・赤外・水蒸気の三帯域で地球円盤を反復走査した。
NAVSTAR 1
原子時計付き航法信号を中軌道から放送し、現在のGPS構成を実証したBlock I最初の衛星。
TIROS-N
AVHRRとTOVSを載せ、現代のNOAA極軌道気象衛星系列の観測・処理・配信を実証したプロトタイプ。
ランドサット5号
設計3年を大幅に超えて29年間撮像し、都市化・森林・氷河を同じTMセンサーで追った長寿命衛星。
SPOT 1
衛星を傾けず鏡で左右を見分け、同一地域の再訪短縮とステレオ地形計測を可能にした欧州の地球観測衛星。
ERS-1
C帯SAR、散乱計、レーダ高度計を一機に載せ、雲や夜を越えて欧州の地球観測を全球運用へ進めた。
RADARSAT-1
一つのC帯SARで入射角と幅を切り替え、氷海・洪水・農地・地形を目的別モードで観測した。
ランドサット7号
ETM+の15 mパンクロ・30 m多波長・60 m熱赤外でLandsat記録を継ぎ、SLC故障後も観測を続けた。
IKONOS
民間衛星として初めて1 m級パンクロ画像を広く販売し、衛星画像を地図・都市・災害の即時商品へ変えた。
GIOVE-A
Galileo用周波数権益を確保し、ルビジウム時計と欧州独自航法信号を中軌道で実証した先行機。
TerraSAR-X
電子操向X帯SARで1 m級SpotLightから広域ScanSARまでを切り替え、科学と商用を両立した。
Suomi NPP
JPSS実用系列の橋渡しとして、VIIRSの昼夜バンドを含む5装置で気象予報と気候記録を同時に支える。
みちびき初号機
8の字を描く準天頂軌道で日本上空に長く滞在し、測位衛星を都市峡谷から見上げやすくした実証機。
Sentinel-3A
海洋と陸域を光学・熱・高度計で同時に測り、Copernicusの全球環境監視を定常化した。
CYGNSS
8機の小型衛星がGPS反射波を受信し、豪雨を透過して台風内部の海面粗度と風を高頻度観測する。
Sentinel-6 Michael Freilich
TOPEX/Jasonから続く海面高度記録を、SAR高度計とGNSS掩蔽で次世代へ接続する国際衛星。
レンジャー7号
月へ直線的に落下しながら最後の17分間に4,308枚を送信し、米国月探査を初成功へ転じた。
マリナー10号
惑星重力アシストを初めて実用し、金星を曲がり角にして水星へ三度接近した探査機。
パイオニア・ヴィーナス1号
楕円極軌道から金星大気を14年観測し、レーダで雲下地形の全球像を作った長寿命周回機。
ベネラ13号
約457°C・89気圧の金星表面で127分作動し、カラー全周像と掘削試料分析を送った耐圧着陸機。
ISEE-3 / ICE
L1ハロー軌道を初利用した後、月スイングバイで脱出し、世界初の彗星尾直接通過を実現した。
ベガ1号
金星で着陸機と気球を分離し、その重力アシストでハレー彗星へ向かった複合探査機。
フォボス2号
火星周回へ入りフォボスへ45 kmまで接近したが、最終近接・着陸機放出直前に通信を失った。
クレメンタイン
軽量センサー群で月を多波長全球撮像し、極域水氷候補と現代的月鉱物地図を示した。
ルナ・プロスペクター
小型回転衛星で月を低高度周回し、中性子から極域水素を、追跡から重力場を全球測定した。
ディープ・スペース1号
NSTARイオンエンジンと自律航法を実飛行で成熟させ、延長任務でBorrelly彗星を近接撮像した。
マーズ・クライメート・オービター
単位系不一致で火星へ低く進入し喪失したが、インターフェース管理を変えた重要な失敗事例。
マーズ・ポーラー・ランダー
南極層状地形へ降下中に通信を失い、脚展開信号を着地と誤認した可能性が安全設計を変えた。
ジェネシス
L1で太陽風を超高純度材料へ捕集し、着地事故後も試料を救出して太陽組成を測った。
SMART-1
イオンエンジンで地球周回を14か月かけて螺旋上昇し、欧州初の月周回へ入った小型実証機。
マーズ・リコネサンス・オービター
空力制動で低極軌道へ入り、HiRISEの30 cm級画像と大容量中継で火星探査インフラとなった。
ビーナス・エクスプレス
Mars Express系バスを再利用し、金星極楕円軌道から大気を8年以上多波長観測した。
嫦娥1号
段階的地球周回上昇から月極軌道へ入り、中国初の月全球立体画像と元素・マイクロ波地図を取得した。
チャンドラヤーン1号
インド初の月探査機として11装置を運び、M3分光と衝突プローブで月面水・水酸基の証拠を得た。
ルナー・リコネサンス・オービター
50 km極軌道から月面を0.5 m級で撮り、地形・温度・放射線・極域水氷を長期記録する現役周回機。
LCROSS
Centaur上段を月南極へ衝突させ、4分後に噴出物を通過分光して水を直接検出した二段衝突実験。
GRAIL-A(Ebb)
二機の距離変化を毎秒精密測定し、月の表裏を同じ解像度で覆う高精度重力場を作った。
MAVEN
火星上層大気を楕円軌道で貫き、太陽風が水と二酸化炭素の大気を宇宙へ失わせる速度を測る。
エクソマーズTGO
一年の空力制動で400 km円軌道へ入り、微量気体を高分散分光しながら表面機通信を中継する。
インサイト
火星表面へ地震計を設置し、1,300回超の火震から地殻・マントル・核の寸法を初めて直接推定した。
ベピコロンボ
電気推進と9回の惑星フライバイを組み合わせ、ESAとJAXAの二周回機を水星へ運ぶ複合探査機。
嫦娥5号
着陸・掘削・上昇・月軌道ランデブー・高速再突入を自動連鎖し、1.7 kgの若い月試料を帰還した。
天問1号
周回機・着陸機・祝融ローバーを一度に送り、中国初の火星周回と軟着陸を連続達成した。
DART
Didymos連星の衛星Dimorphosへ自律衝突し、公転周期を33分短縮して運動衝突による防御を実証した。
JUICE
月地球二重スイングバイを含む重力アシスト列で木星へ向かい、最終的にGanymedeを周回する大型探査機。
Hera
火星重力アシストでDidymos連星へ向かい、DARTクレーターと質量を測って軌道変更実験を完成させる。
ボスホート2号
膨張式エアロックからアレクセイ・レオーノフが人類初の船外活動を行い、帰還時には手動姿勢制御と予定外着陸を切り抜けた二人乗り宇宙船。
ジェミニ8号
アジェナ標的機との史上初ドッキングに成功した直後、固着した姿勢スラスタで激しい回転に陥り、ニール・アームストロングらが帰還用系で停止して緊急帰還した。
アポロ・ソユーズ試験計画
異なる大気・電圧・機構を持つApolloとSoyuzを共通ドッキング装置で結び、冷戦期に軌道上で共同実験と救難互換性を実証した国際有人飛行。
サリュート6号
前後二つのドッキングポートと軌道上燃料補給を導入し、Progress補給船と訪問船を同時運用して長期滞在を実用化した第一世代後期の宇宙ステーション。
サリュート7号
Salyut 6の二ポート運用を発展させ、長期滞在と大型拡張船を実証。1985年には完全停止した無人ステーションへ手動接近し、凍結状態から復旧した。
神舟5号
楊利偉を乗せて14周回し、中国を独自に有人宇宙飛行を実施した三番目の国とした。軌道船・帰還船・推進船の三分割構成を実運用で確立した。
天宮1号
神舟宇宙船との自動・手動ランデブーを検証した中国初の軌道実験室。神舟8・9・10号を受け入れ、後の天宮宇宙ステーションに必要な接近運用を確立した。
Crew Dragon Demo-2
Crew Dragon EndeavourがNASA飛行士2名をISSへ運び、自動ドッキングと海上帰還を実証。米国本土からの有人軌道飛行を約9年ぶりに再開した。
Artemis I
SLS初号機で無人Orionを月遠方逆行軌道へ送り、25日半の深宇宙飛行と高速再突入を実証。有人Artemis飛行に必要な熱防護・航法・回収を統合確認した。
LAGEOS-1
426個の反射プリズムだけを備えた高密度の受動球。衛星レーザー測距で地殻変動、地球重力場、地球回転、相対論効果を長期に測る軌道上基準点。